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みなさまにちょっとした知識などをお届けできたらと思っています。

田畑トレーニング・HIITとは?ダイエットになる?

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今回は『田畑(タバタ)トレーニング・HIIT』です!

 

田畑(タバタ)トレーニングとは

立命館大学の田畑 泉先生が発案したトレーニング方法で、ポイントは高強度・短時間・間欠的の3つです。

 

高強度

最大酸素摂取量の170%の強度を目指す。というものです。

 

最大酸素摂取量

最大酸素摂取量とは、体重1kgあたり1分間に取り込むことのできる酸素の最大量のことです。

 

170%ということは、とてつもなくしんどいトレーニングということです。

 

短時間

田畑(タバタ)トレーニングは、正味の運動時間が4分以内と短いです。

 

準備運動などもしないと身体に負荷がかかりすぎるので、その時間を入れると4分以上かかります。

しかし、準備運動など入れても30分以内に終わるかと思います。

 

間欠的

20秒の運動・10秒の休憩これを6-7回繰り返します。

疲労困憊になるまで行うのが大事なことだそうで、2.3セット行うものではなく、1セットで疲労困憊になることが大切です。

 

2.3セットできてしまうというのはタバタトレーニングができていないということになります。

 

HIITとは

HIITとは「High-intensity interval training」の頭文字を取っているもので、不完全な回復をとりながら高強度・短時間運動(無酸素運動)を繰り返すレーニングです。

 

3-10セット高強度の運動を不完全回復をとりながら行います。

運動は20秒以上で3セット以上行います。

 

田畑(タバタ)トレーニングとHIITの違い

田畑(タバタ)トレーニングもHIITはお互いにコンセプトは同じです。

共に心肺機能や運動能力の向上をメインとするものです。

 

強度比較

田畑(タバタ)トレーニングは最大酸素摂取量の170%

HIITは最大心拍数の80%以上

 

運動・休息時間

田畑(タバタ)トレーニングは20秒

HIITは様々

 

これらが大きな違いかと思います。

 

田畑(タバタ)トレーニングはタバタプロトコルとも言われており、内容がしっかりと決まっているような感じがします。

 

田畑(タバタ)トレーニングの落とし穴

田畑(タバタ)トレーニングはダイエットに有効とよくYouTube・ネット記事で見ますが、ダイエットに有効ではありません。

 

運動強度が強く、心肺機能にも結果的には痩せるというということはあります。

ダイエットに有効と根拠をもって言えないと田畑先生もおっしゃっております。

http://www.bookhousehd.com/pdffile/msm168.pdf

田畑(タバタ)トレーニングは元々スピードスケートの選手に500mを何度も滑ることのできる体力を。という考えからできたそうです。

 

なので、心肺機能の向上というところが目的としたトレーニンとなります。

 

頻度

田畑(タバタ)トレーニングの頻度

田畑(タバタ)トレーニングは最大酸素摂取量の170%まで追い込むので1日1回が限度となります。

 

どのくらいの頻度ですべきかというのは、細かい決まりはないと思われます。

僕が見た文献では記載がありませんでした。

 

心肺機能が完全回復すればまたトレーニングできるかと思います。

なので毎日行うことも可能となります。

しかし、筋肉などの疲労は48-72時間かかりますので、筋肉の状態・オーバーワークに気をつけて行いましょう。

 

HIITの頻度

HIITも田畑(タバタ)トレーニングの頻度と同様かと思われます。

 

HIITに関しては運動・休息時間も様々でありますので、内容によっては毎日でもできるかと思います。

しかし、田畑(タバタ)トレーニングと同様に筋肉の疲労もついてきますので筋肉の状態・オーバーワークに気をつけて行うべきかと思います。

 

どちらとも、2-3日に1回という頻度ですればオーバーワークにならないようにできるかと思います。

 

どんなトレーニングをすればいいの?

田畑(タバタ)トレーニン

自転車漕ぐ・ダッシュ・バーピーなど何でもいいと思います。

ただ、最大酸素摂取量の170%というのはとんでもなくしんどいレベルです。

6-7回20秒の運動・10秒の休息を繰り返しますが、途中でできなくなってもいいので、それくらい出し切ることのできる運動を選択すれば良いかと思います。

 

HIIT

HIITは運動強度が最大心拍数の80%になれば良いということです。

 

最大心拍数の求め方は

220-年齢=最大心拍数

となります。

 

それの80%なので

最大心拍数×0.8をすれば目標心拍数がわかります。

 

心拍数を見ながら運動すれば良いので、精密な機械がないと測れない最大酸素摂取量よりも行いやすいかと思います。

 

まとめ

田畑(タバタ)トレーニングとHIITとの違いについて書かせていただきました。

 

どちらも心肺機能・運動能力を向上させるトレーニングです。

結果的にはダイエットにはなるかもしれませんが、ダイエットに最適というのは少し違いますので、勘違いなさらないようにして下さい。

 

個人的には田畑(タバタ)トレーニングの方が心拍数が上がりそうな印象ですが、最大酸素摂取量の170%というのが自分で再現するのがとても難しいかと思います。

 

HIITの方が最大心拍数の80%とわかりやすくセット数などもアレンジできるのでしやすいかなと言う印象です。

 

どちらも素晴らしいトレーニング(過酷ですが…笑)には変わりないので、スポーツされている方などは時間も短く非常に効率の良いトレーニングなので、実践してみて下さい。

 

ありがとうございました。